カチオン電着塗装
ヤノテックでは昭和58年よりカチオン電着塗装設備を導入し、弊社で製造している自動車部品の塗装を行なってきました。
これまでの経験と技術を生かし電着塗装のみの受注もお受けしていますのでお気軽にご相談ください。
無料サンプル塗装実施中
お客様が塗装したい製品をお送りください。1点に限り無料でカチオン電着塗装いたします。
送料は往復ともお客様でご負担ください。
カチオン電着塗装とは
電導性の水性塗料を入れたタンクの中に被塗物を浸け、被塗物を陰極(−)にし、これに対する陽極(+)との間に直流電流を流すことで被塗物の表面に電気の力によって塗料を析出させ、塗膜を形成させる方法です。
カチオン電着塗装の特徴
(1)防錆力が優れています。(自動車ボデーの下塗りとして広く利用されています。)
(2)つきまわり性がよく、均一な塗膜が得られ、塗り残しがありません。
(3)塗膜のタレ・ワキ・溶け落ちがありません。
塗装仕様
- 1.ワークの最大寸法
- 400mm X 300mm X 1000mm(または100mm X 500mm X 1200mm)
- 2.ワークの最大重量
- 20kg
- 3.ワークの材質
- 金属(導電性の材質)
- 4.色
- 黒
- 5.膜厚
- 15μm〜20μm
- 6.塗料
- 関西ペイント GT−10LF 黒 (鉛フリー)
- 7.前処理
- リン酸亜鉛処理
- 8.前処理薬品
- 日本パーカー PB3150
工程の概要
- (1)前処理
- 脱脂と化成皮膜処理を行ないます。(脱脂→水洗→化成→水洗)
- (2)電着
- ワークを電着塗料槽に浸漬し、電流を流して塗料を着けます。
- (3)水洗
- ワークの表面に着いている余分な塗料を洗い流します。
- (4)乾燥
- 乾燥炉で焼付乾燥することにより、塗膜を硬化します。。
用途
自動車部品(ジャッキ、Uボルト、バッテリークランプなど)
鋳造品(機械加工前の防錆)
製品事例
パンタグラフジャッキ

自動車のタイヤ交換の時に車体を持ち 上げるジャッキです。軽乗用車や小型乗用車に搭載されています。
鋳造品

鋳造品の機械加工前の防錆塗装です。